ハローハロー元気してた?死んでるかと思った死んでほしかったわ早いものであなたが交通事故で反社会性と全財産を失ったと聞いて三日目になりますあなたの知らせを聞かされたのは私のチャンネルで人気な『たこ焼き器で焼いてみた』シリーズの撮影中でしたあ…
「寂しかったの」 「そうかもしれないね」 「だって遅かったから」 「ギリギリギリ(グチャ)」 「私を見ないで。私の心を見てよ」 「それは難しい課題だ」 「変わってしまったね」 「そう、全てはパスポートサイズになる」 「そうね、あなたも変わってしまった…
愛は幽霊である。信じる者には見えて、信じていない者には見えないのである。 と箴言或いは至言めいた一節を思いついたのだが、まぁ無視してくれて構わない。 最近、見えるようになってきたのである。 何が?そう、幽霊が。 私は霊感など全くないのだしオカ…
消えぬ業火で過去を全て燃やした男が自らの苦しみに飲まれて消えた時悲しみにくれて自殺を計った女が全てを許して生きる事を決意した時「誰でも良かった」と宣う男が「あいつだけは」と額を地面につける時一人に人生を奪われた女がまた一人の人生を奪う時 た…
かつての私は人から何か物を贈られたり、ひとに贈ることがとにかく苦手であった。 他人の"買ったもの "が自分の人生に組み込まれることが恐ろしかったし、自分の贈り物が誰かの生活の中に居座ることのが不気味であった。 なんやかやあり現在。 私は人に贈り…
街は正しさで満ちていて私たちの居場所は見つからなかった あるときは紅いダイアナを履いた天使さよならの温度差が激しい二人は憎み合う 運命は神様が食べこぼした幸せの残骸だった 海に潜む死に損ないは陸へ新しい世界を見出そうとし正しく死んだ 私たちは…
私は「バカほど無駄な嘘をつく」とよく言っている。 嘘はモチベーション維持のためつかれるべきで 虚栄心を満たしたり、自前のテンションを上げるためについてはならない。否、つくべきではない。 嘘はお前の身を守り、かつ滅ぼすだろう。このことさえ忘れなけ…
蝉の命懸けの叫びが続きそれはムンクも耳を塞ぎたくなる八月の、或いは夏の夏故の夏であり夏なんである。 首許にひやりとした感触が置かれた次の瞬間、ぶつり。突如として世界は消失したのである。 非世界と呼ぶべきものに筆を尽くせば白色。或いは漆黒色、…
「深いですね」や「刺さりました」や「共感しました」という言葉で溢れている。 はっきり言うともう飽き飽きである。私は私の言葉であってあなたの言葉ではないのだ。私は誰かのアンセムでもなければスポークスマンでもない。私は私でしかなくあなたはあなたでしか…
痛みはかたちを変える。生きていれば変わる。痛みは痛みによって更新されてゆく。未来に痛みはないが未来の痛みを想像する事は出来る。過去の痛みが更に肥大し心を侵食することもある。感性は嘘を吐いても痛みは嘘を吐かない。繁華街にぽつねんと輝く猥雑な…
今日のアンパンマンは神回だった。欲情したホラーマンがあかちゃんまんの口にピストルのマズルを突っ込み脳幹を撃ち抜くシーンにはお茶の間も震え上がった事だろうなどとコーラで満たされたバスタブに浸かりながらふと思うのであった。この風呂は後でメント…
誰かが信じてくれているのかもしれないと思うとぶち壊してしまいたくなるのが人情である。そんなわけでさっそくぶち壊してしまうが、わたしが可憐な十三歳のレスビアンなどとは誰も想像していなかっただろう。それにしても貴重種であり自画自賛の尽きぬこの…
ブログ、全く更新してないのに毎日こっそり覗きにきてくれてる人がおるね。あんたも好っきゃねぇ。
紅色の雲は夜になり銀糸の帳へと変貌した。 傘は持っていなかった。 頬を濡らす雫は冷たく、しかし随分優しい雨だと思った。 手放した慕情が夜風に舞い月へと向かう。 一筋の柔らかな光となれ。 叶わなかった恋も失った恋も、光となり愛しい人を照らしてくれ…
晴れ。夏は忍び足で近づくなんて書きたかったが、昼休みに建物の外に出ると太陽のまぶしさが目の奥を叩く感じで、おもわず足を止めてへたりこんでしまった。もう時期、夏はフルスイングでやってくる。 二年くらい同じ場所に止まりっぱなしのママチャリがある…
喫茶店は孤独の塊である 食事時になると残るのは孤独な者だけだ 本を読むもの 勉学に勤しむもの パソコンのキーボードを叩くもの 虚空を眺めるもの その中で限られたものだけが何もしないという美徳を得ることができる 何もしないものは実に高貴だ 限られた…
大きな屋敷の、長い廊下に、私はぽつんと立っていた。向かいから歩いてくる人が居る。江戸川乱歩だった。 乱歩先生は私に手招きをして、 「お兄さん。此方へ。」 と言った。言われるままに私は先生の後をついて行った。廊下の突き当たりに扉があり、屋敷の地下…
喫茶店に入ったんです。店の奥の席に2人向かいあって座ったんです。メニュー表が有りまして、そこになんやかんや書かれとんのですわ。店員に注文をお願いしました。私はコーヒーとプリンを、あなたはアルコールとアヒージョを。暫くして注文の品々がやって参…
私は読書をある程度嗜んでいる。矛盾点ではあるが本を読むことは実を言うとあまり好きではない。私の読書は現実からの逃避行動的要素が大半なのではっきり言ってしまえば読んでいるようで読んでいないのだ。(内容はしっかり頭には入っているのだが) そんな人…
「月が綺麗ですね」 「…そうなんですか」 「ええ、それに虫が鳴いています」 「そうですね、なんの虫でしょうか」 「いい風が吹いていますね」 「ええ、春の香りがします」 「…ではそろそろ帰りましょうか」 「はい、では帰り道もお願いします」 「……月が綺…
太宰治が死んだのは38歳。 自分にはあと13年ある。 心臓の鼓動が少し早くなる。
拒食症故に、食べる事が苦手なんである。普通の人、所謂健常者は平然と食事を行う。更には間食なども行う。意思を持って何かを食べようとする。拒食の私にはそれがよく分からないんです。出来ることなら、なにも食べたくない。食生活のパターンとしては、朝…
部屋を片付けしていたら5000円が出てきてテンションが上がり10000円の買い物をしてしまった。
野良猫に、野生動物に食べ物を与えたくなる気持ちは理解できるよね。(過去の記事参照) しかしだね、 野生動物には飢える権利も飢えて死ぬ権利もあるのだよね。 私はそんな事を野良猫に餌付けしながら思うのであるよ。 世の中には早く死んだ方が幸せな野良も…
私に懐いていた子猫が職場に来なくなってから秋が過ぎ、冬が訪れた。あの子猫はどこに行ってしまったのか。何となく寂しいのである。 そんなことはさておき、また新たな猫との出会いと、その猫に裏切られるまでの話を一つ。 最近、職場の近くにコンビニが出…
口から漏れる空気が目に見える。白い。目に見えて白い。なんだこの白さは。秋の終焉のための冬なのか、冬の開場のための秋なのか。金木犀の悲鳴が聞こえた。秋という季節が暴力的なまでに強制終了させられた、そんな今年の秋であるよ。紅葉に風穴が開きそこ…
都合の良い関係。というのがある。都合の良い関係かぁ、そうか。ならば都合の良くない関係とは何なのだろうか、というか、そんなものがあるのだろうか。あるとしたら縁の切れ目ではないだろうか。 結局のところ、世の中の全てが都合のいい関係性の永久的な連…
読書灯が死んだ。 夜の活字食べは暫くおやすみ。 買いに行かなくちゃ。 ニトリ。
恋愛的に、人を好きになる事が滅多に無い。こう、能動的に好意を抱く、またその感情が生まれて来る事をかれこれ何年間も経験していない。私は、モテない。理解している。だから、受動的な恋愛感情の作用があって徐々に好きになっていく。というのがここ最近の…
飛べない鳥のあざとい看板女が歌うテーマがループするドのつく量販店にふら〜っと立ち寄ったのです。店内を宛もなくグルグル。店員さんの作ったハイセンスなポップが目に入る。そして、グルグル、グルグル。宛もなくグルグル、グルグル。そして、辿り着く。2…