機内にて

ハローハロー元気してた?死んでるかと思った死んでほしかったわ
早いものであなたが交通事故で反社会性と全財産を失ったと聞いて三日目になります
あなたの知らせを聞かされたのは私のチャンネルで人気な『たこ焼き器で焼いてみた』シリーズの撮影中でした
あなたのお母様からもう長くはないとSkypeのビデオ通話で知らされた夜はもう私の中では死んだも同然はやとちりの傷心に耽るためにハリー・ポッター賢者の石を観て思いっきり泣きました体の水分全部なくなるんじゃないかと思うくらいね、五分くらい。
泣きつかれて眠ってしまい夢の中でワンちゃん(ここで言うワンちゃんは王貞治のことね)に「インドへ行くべし」と有り難いお告げを頂いたわけ。ワンちゃんで思い出したけどあなたが飼ってたキツネは元気?元気過ぎて英国貴族に狩られてない大丈夫?名前は何だったかしら、そうそう思い出したわマクラウドね、宇宙で戦闘機ブイブイいわせてそうな名前ね。あのキツネに噛みつかれた日から1週間高熱が続いたことを思い出したわ治療費払いなさいよ、ああ全財産失ったの忘れてたわ。あのキツネ噛みつき事件のせいで岩合さんの猫番組を見るためだけに買い替えた4Kのテレビが観られなくなりました。四足歩行の毛むくじゃら全般が無理になりましたクソが。慰謝料払ってください。ああ全財産失ってたわね。
というわけで今は機内、さう飛行機の中よ。ワンちゃんに言われたとおりあんたの死(仮)を弔う傷心旅行の最中、アフリカ行きの機内。インドじゃなくてアフリカなの。ナイル川素潜りツアーに心惹かれちゃだたわけ。ガンジス川よりエキサイティングでテンション上がっちゃってつい予定変更アフリカ行き。旅費はあなたのクレジットカードで済ませておいたわ。全財産失ってるのにごめんなさいと一応ジャパニーズなでしことして謝罪しておくわ。なんで俺のクレジットカードの番号がわかるかだって?そりゃあなたがいつも自作のクレジットカード番号入力歌を歌ってたから嫌でも覚えちゃうわよ。まぁいいわ。アフリカについたらまたお手紙書きますナイル川でピラニアに骨までしゃぶられてない限り。こんな私を愛してくれてありがとう。感謝してるわ。お返事待ってます。返事書かないと殺す。

追伸
今年はSASUKEファーストステージくらい制覇してください見ててはずかしいです

 

 

 

2022/05/21

「寂しかったの」

 

「そうかもしれないね」


「だって遅かったから」


「ギリギリギリ(グチャ)」


「私を見ないで。私の心を見てよ」


「それは難しい課題だ」

 

「変わってしまったね」

 

「そう、全てはパスポートサイズになる」

 

「そうね、あなたも変わってしまったね」


「真っ直ぐ君を見れなくなったんだ」


「首が傾いてるからかもよ?」


「僕のこころは2ミリメートルだ」

 

世界は狭かった。

お前はもう捨てられてるし、また同じ過ちを繰り返してる。

忠告はしたつもりなんだけどな。

忠告はしたつもりなんだけどな。

愛は幽霊

愛は幽霊である。信じる者には見えて、信じていない者には見えないのである。

箴言或いは至言めいた一節を思いついたのだが、まぁ無視してくれて構わない。 

最近、見えるようになってきたのである。

何が?そう、幽霊が。

私は霊感など全くないのだしオカルト好きではあるが幽霊の存在はあまり信じていない。つまり愛を信じていないのでは無いか貴様!という矛盾は置きだな。

まぁ、精神的に""キテる"わけだ。

ケミカルと酒を日中ボリボリごくごくしながら過ごしている。

幽霊というものが見えてしまうのはその人の精神的な負担の作用から来ているものだと私は思っており「幻覚」「幻聴」などを見聞きできくるのもそのせいだと思っているつまり霊感は精神疾患の一種なのではないかと個人的には感じている。

(霊感がある人を否定しているわけではないし私自身幽霊くらいいて欲しいとさえ思っている。怖いけど)

自室の壁から腕が伸びてきたり窓を開けたら子供の顔が目の前を通り過ぎるなどココ最近頻発している。

幽霊が見えるのではなく幽霊が見えてしまうような精神状態に分かりやすくなっているのだろう。そこに驚きはない。

 

中学生の頃持病の治療でモルヒネ中毒になった。あの時は酷かった。モルヒネとは医療用麻薬のことである。

ことある事にモルヒネをぶち込まれ幻覚と幻聴がどえらいことになった。窓の外にいるはずのない友人が居てそいつと延々お話をしたり個室のドアをノックする音がずっとし続けたり、まぁ何やかや"イッちゃってた"のである。

 

あー、記事を書くのが面倒くさくなってきた。こんな事でいいのか。

何をどうしたらいいものか。インマイライフ

養命酒は美味い。インマイライフ

 

締まらないな。Goodbye

 

年の瀬、液体、魂、形而上。

消えぬ業火で過去を全て燃やした男が
自らの苦しみに飲まれて消えた時
悲しみにくれて自殺を計った女が
全てを許して生きる事を決意した時
「誰でも良かった」と宣う男が
あいつだけは」と額を地面につける時
一人に人生を奪われた女が
また一人の人生を奪う時

たとえば我々は即座の意思疏通には音声を使わなくてはなりませんその物理的な伝達には齟齬がどうしても生じますその人間として仕方ない部分が怖いのです人間は物理的に歩かざるを得ません歩行にもいつまた不具合が生じるやも知れない漠然とした不安があるのです

白紙撤回も間に合わず刺殺されたあの人夏の蝉の鳴き声と共に揺らいで消えてしまったあのひとは精神復活の儀式の為にまずは信頼を葬儀しなければ彼は帰ってこないのです爪先からせり上がってくるどろどろどろは心臓を三分の二ほどへばりついているようでそれは何故ならば棒に鼓膜がぎいぎいして足しか笑顔まで赤くて怖いのです見えたり見えなかったりします本当に怖いのです全ての人間が人間であるための肉体という呪いによる物理的恐怖のない安寧が腹を見せていました輝きはありませんでしたひたすらに暗い純粋に湿った闇でした。

アバンチュール、即ち死体
センチメンタル、即ち深海

世界は狭かったしお前はもう捨てられてるしまた同じ過ちを繰り返してる。忠告はしたつもりなんだけどな。忠告はしたつもりなんだけどな。

普通に生きろ。

つつがなく生きろ。

最高にそれが難しいことだし立派な事だから。

 

 

贈り物。

かつての私は人から何か物を贈られたり、ひとに贈ることがとにかく苦手であった。

他人の"買ったもの "が自分の人生に組み込まれることが恐ろしかったし、自分の贈り物が誰かの生活の中に居座ることのが不気味であった。

なんやかやあり現在。

私は人に贈り物をすることがどうやら好きらしいことに気付いた。と言っても贈り物するひとは限られる。パートナーと2.3人の友達程である。

私の物欲は凄まじい(Amazonほしい物リストが136件沈殿されている)し、お金に余裕があるわけでもないのに、なぜ人のために物を買ったり、作ったりするのか。

誰かを思って何か選んで贈る行為は、自分の手元には何にも残らないけれど、心の満たされ度合いが、自分が欲しいもの買った時を軽々と上回るからなんですよね。

物の金額とか、そんなことどうでもいいんですよ。

贈った相手が少しでも喜んでくれたらそれだけで救われるんです。

 

良きクリスマスをお過ごしくださいまし世の愚か者達よ。

 

 

残酷な街

街は正しさで満ちていて
私たちの居場所は見つからなかった


あるときは紅いダイアナを履いた天使
さよならの温度差が激しい二人は憎み合う

運命は神様が食べこぼした幸せの残骸だった

海に潜む死に損ないは陸へ新しい世界を見出そうとし正しく死んだ


私たちは悲しいわけではなく
行き場を失くした愛情を
涙に浮かべて戯れているだけの人形に過ぎない


波は怒りに似ている
呑み込まれた者は戻ってはこないのだろう

夜空が猥雑なネオンで穢されてゆく

ひとの不幸が酒になる街
ひとの不幸が金にかわる街
ひとの不幸が不幸なままな街

この街には
月が綺麗ですねと言われて傷付くひともいる

 

嘘のつきかた

私は「バカほど無駄な嘘をつく」とよく言っている。

嘘はモチベーション維持のためつかれるべきで 虚栄心を満たしたり、自前のテンションを上げるためについてはならない。否、つくべきではない。

嘘はお前の身を守り、かつ滅ぼすだろう。このことさえ忘れなければ。

嘘をつくためにはまず自分を知らなければならない。 虚栄心から自分を大きくみせようとしたり、自分のテンションを上げるためについた嘘はいずれお前を、 地獄の底まで連れていく傾斜となる。

身の程を知らない嘘はいつかお前を、お前から奪う。

さて、上手い嘘のつきかたを教えよう。

嘘に半分だけ真実を配合するのである。

(濫用された在り来りな常套句)

これで嘘は自分でも嘘かどうかわからないくらい上手な嘘になる。

だから自分の手を離れても大丈夫なようにお前はまず、お前自身を知らなければならない。

どうしても嘘をつきたいときはどうすればいいか。 手段の目的化、というやつだな

こういう衝動には抗えない。

といって、見す見す己から転げ落ちてゆくことはない。

阿呆な男子中学生のリビドーと同じように慰めてやればいいんだ。

どうでもいい嘘をつくんだ。

誰も傷つけない、強いて云えば自分だけが傷つく嘘を。

嘘をつくのが痛ければ、苦痛に感じれば、もうしたくないって思うだろう。

具体的には、たとえばこういう嘘はどうだろう。

 

「私、枕にポンデリングを使ってるんです。朝起きた時油でギトギトで…」云々。

 

どうだろう。

 

結果的に特殊性癖保有者の餌食となってテンションを上げてしまったか?

或いはこういう指摘もあるかも知れない。

「私はポンデリングを作っているのだが、まさかこんな使われかたをしているだなんて。残念極まりない。傷つきました」

こんなときには、こうだ。

「安心してください、消費期限切れのポンデリングです」

ポンデリングポンデリング然としてその役目を終えたあと枕として活用されているのだと知ればポンデリングの作り手、つまりミスタードーナツの厨房担当は自分の苦労を無下にされたわけではなかったと知り安堵するにちがいない。