取り調べ的恋愛。

恋愛的に、人を好きになる事が滅多に無い。
こう、能動的に好意を抱く、またその感情が生まれて来る事をかれこれ何年間も経験していない。
私は、モテない。理解している。
だから、受動的な恋愛感情の作用があって徐々に好きになっていく。
というのがここ最近の自分の恋愛の形なんである。

自分にも、他人にも関心が無いんですよ、ほんとに。

然し、面倒なことに、異性、人を好きになったらとことん変態的なまでにその人のことを保存し尽くしたい欲に駆られるのだよね。
自明のこととして保存したくなくて同じことを何度でも聞いてしまうような部分がある。
好きな人の一回性を常に全力で記述したい、みたいな、ね。
例えば、好きな物、趣味、現在の恋愛から過去の恋愛まで全てを調書のように記述したい。出来るだけ具体的に、言葉で厳密に。

そしてそれらの質問を定期的に行いたい。

相手のことを突詰めて記述したり頭の中にそれらのことを置いておくとその人に近付けている感覚になるのだよね。
まぁ、所詮その感覚は「錯覚」なのだけれどね。
私はなにも無い人だから、その人で埋め尽くしておきたくなる。そこに安心を求めたりするのかも知れない。
『あなた性』に近付きたい欲。
それが私なりの恋愛なのだろうな。

まぁ実際恋愛とか、もうどうでもいいんですけどね。

今年のクリスマスは独りで居るよ。

アンハッピーメリークリスマス。