ご都合主義。

都合の良い関係。というのがある。
都合の良い関係かぁ、そうか。
ならば都合の良くない関係とは何なのだろうか、というか、そんなものがあるのだろうか。あるとしたら縁の切れ目ではないだろうか。

結局のところ、世の中の全てが都合のいい関係性の永久的な連鎖で成り立っているのではないか。
自分に都合のいい選択を常に繰り返して生きる他ないのでは?

都合の良い異性間のあれこれについてもそうだ。
自ら進んで都合のいい関係という墓穴に喜んで頭を突っ込んで行く人ばかりではないか。
『付き合う』という行為も所詮都合のいい関係になるための手段なのだ。
「私はあなたが好きよ。あなたも私が好きでしょ?なら、お付き合いしましょう?友達以上の関係になりましょう?それがお互いにとって都合が良いでしょう?」
といった感じで、つまりは自分たちの都合のいいように付き合うのだ。
そして、都合が悪くなると別れるのだ。
とても単純なこと。
ただ、それだけの事なのに、なぜ『どうせ自分は都合のいい女/男なんだろう!』と嘆くのだろうな。


自らそれを望んでいたのではないか。


人はみんな、我儘だ。

 

そんな事を思う夜もある。